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御祭神
国常立尊(くにのとこたちのみこと)
天地開闢の初め、天地と共に成り出て坐した神。
常久に無限の力をあらわし、不断に万物の生を養い造化育成を司る天地の大本の大神。

大己貴命(おおむなちのみこと)
国土経営の神であり、慈悲円満にして耕作豊穣を護り子宝を授け縁結びを司る福徳の大神

少彦名命(すくなひこなのみこと)
智恵と才能を授け、長寿を護り、病難を癒やし、禁厭(まじない)を司る霊妙神

 

 

当社は、御嶽山を霊峰と仰ぎ称え、文武天皇の御代大宝2年(702年)信濃国司高 根道基により頂上奥社が創建されました。
日本各地の霊山は、御嶽と書いて「みたけ」と呼称していましたが、木曽の御嶽(きそのみたけ)は富士山に次ぐ独立峰としては2番目の高さを誇り、秀麗な霊峰であることから「王の御嶽(おうのみたけ)」と呼ばれ、室町時代の山神名は「王御嶽座王権現」でありました。室町時代中期以降には、「王」の字を略して「御嶽」と書き「おおのたけ」「おのたけ」「おんたけ」と呼ばれるようになりました。
光仁天皇の宝亀5年(744年)信濃国司石川朝臣望足が勅命を奉じ頂上奥社に登山し悪疫退散を祈願され、延長3年(925年)には、白川少将重頼が登山し 神殿を再建。応保元年(1.161年)には、後白河上皇の勅使が登山参拝されました。
御嶽山の一合目に鎮座する里宮社は文明16年(1.,84年)再建、文亀3年(1,503 年)再興と記録にあります。
古来、御嶽山に登山するには、麓で百日間の精進潔斎の修行をしてから登拝したのですが、天明2年(1.782年)に覚明行者が黒沢口登山道を、寛政4年 (1,792年)に普寛行者が王滝口登山道をそれぞれ開き、講社を作り軽精進潔斎で盛んに登山を奨励しました。一心行者、一山行者もこの跡を継ぎ、数多の行者達が相継いで霊峰の尊き導きを得てご神徳を授かり、ご霊験あらたかなことが全国に広まり現在に至ります。
登山道の各所には御嶽神社で護持する神社の他、行者により勧請された神仏や、行者や御嶽講の信者を祀る霊神場が各所に点在し、神仏習合の信仰が色濃く残されています。
平成26年9月27日の噴火により頂上奥社は損なわれましたが、令和2年7月、全国の崇敬者により社殿が再建されました。

 

 

御嶽山王滝口登山道の各所には、数多くの神社や祠、霊神場や御神像などがお祀りされています。以下当社にて護持し、お祀りしている神社をご紹介いたします。

 

別殿  里宮  講祖本社  一心堂  清滝  新滝  十二大権現  八海山神社  三笠山神社  田の原大黒天  遥拝所

 

大江権現  金剛童子  中央不動  頂上奥社  各場所、写真はこちらをご覧ください